乳癌は他の癌と異なり、自分で発見できる可能性が高い癌です。
マンモグラフィーや超音波エコーが診断には不可欠ですが、そう頻繁に検査をする
訳にも行きません。
しかし、自己検診は毎日でもできます。最低月に1回は自己検診をしましょう。
いろいろな方法がありますが、専門医と同じ方法をすることは難しいので、乳房の反対側の手の人指し指、中指、薬指の3本の指をそろえて、乳頭を ぐるぐると回るように乳房を触ってみてください。乳房の外側から内側へ横向きに 順番に、さらに上側から下側へと縦の方向に順番に触って行く方法もあります。
コロッとしたしこりや堅い豆やクルミのようなしこりに触れた場合、また、よく わからなくても何となくおかしいと思うものがあれば、迷わず受診してください。
また、下着に汚れがないか、時々はチェックして下さい。
下着を替える際に、ブラジャーに「シミや汚れ」、特に黄色や茶色のシミが付いていないかを見て下さい。赤い色でしたら間違いなく出血ですが、茶色や黒色の場合も乳頭から出血している可能性が高いと思われます。黄色の場合でも、潜血反応を検査すると出血のことがあります。乳頭出血の30%程度は乳癌が原因ですので、下着の汚れや乳頭からの出血は大事な症状です。